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2012/08/10

天国への階段からのメッセージ

2012年8月9日
ニセイノシキオマップ川遡行


BGMにこの曲を聴きながら読んでみてください!


20120809_061 今回は日高の沢遡行計画を黒猫さんと計画をしていてその予定だったが日高方面の天候はイマイチだった。
そこで以前から行ってみたかった上川のニセイノシキオマップ川・通称”天国への階段”にサイちゃんをメンバーに加えて行ってきた。
サイちゃんは今回が初同行ではあったがルート経験者ということで力強いメンバーになった。
Tenngoku
スタート ・・・05:00
Co1069m  ・・・06:52
F1    ・・・07:42
F3    ・・・08:30
夏道稜線 ・・・10:00
ニセカウピーク・10:16・10:45
藪突入Co1545m・11:30
本流合流 ・・・12:30
エンド ・・・・14:14
登り5時間15分下り3時間30分
前日19:30に手稲で待ち合わせ。黒猫さんの車に乗って層雲峡に出発。
層雲峡某所にて天幕22:45設営完了。テント内では安着の祝杯と明日に向けての作戦が話させる。
なんでもサイちゃんは沢を初めて2度目の沢はこの天国への階段で初心者には結構過酷だったようで小さなトラウマがあるようだった。
それはさておき宴会は続くもあしたの起床が4時ということで1時間ほどでビール2本と日本酒2合ほど飲んで就寝した。

朝は4:00に起床。
20120809_003_2 薄明るい中準備を始める。身支度を済ませスタート地点に移動し5時にスタート。
初めは左岸に林道をひたすら歩きやがて渡渉し右岸の林道を歩く。川には随所に砂防ダムが造られている。
20120809_006 最後の砂防ダムまで林道は続きそこを超えると自然に入渓となる。

20120809_008 しばらくはというかずっとゴロ石帯を歩き閉口気味に淡々と歩く。
渓相もさほど良くもなく淡々と歩きは続く。そんな中サイちゃんの歩きは早くどんどん離される。
20120809_011 2時間弱でCo1069m手前の枝沢の入ったところで休憩。そのすぐ先に二股があって右に行くと通称下降沢といわれている沢だ。
20120809_014 ここを左に進みしばらく行くと真正面に一筋の沢が見えてくる。ここが通称天国の階段と呼ばれる沢筋だ。
20120809_023 どんどん先を行くサイちゃんが止まっていた。「鳥がいる」見るとまだ飛べない猛禽類の鳥が隠れていた。カラスやほかの動物に食べられないとよいが、見つからないことを祈るばかりだ。

いよいよF1だ。
20120809_026 取りつき下には雪渓も残っていたが遡行には問題ない。
20120809_018 左の流水側にはしっかりしたホールドも見えたが左岸を登ることにした。
20120809_029 真ん中くらいに残置されたハーケンが2か所ある。
それに導かれながら登っていく。続いて黒さんが来る。すでに登り始めていたがロープを出しつけてもらった。
サイちゃんも登り何なくクリア!。

F2、天国への階段の入り口だ。
20120809_031 難しい感じはない。ずっとさきまで続く階段状の滝を3点支持で登っていく。
20120809_039 噂通りの素晴らしい滝だ。上を見ても下を見てもかなりの高度感だ。ただ、
20120809_041 思っていたよりはしっかり立てるので間違って落ちるという感じはない。
20120809_025 振り返ると大雪山もよく見える。

20120809_045 かなりの標高を登っていくと最後の難関F3で出てくる。
サイちゃんがボそっといった。
以前来た時にこの全ルートを巻きなしでロープ補助なしのフリーで登ったということだ。
どうやらそれがトラウマになってしまったようだった。

20120809_044_2 ここも私のリードで行く。黒さんにビレイをお願いし途中にハーケンを打ちこみランニングビレイを取る。この滝は巻く人もいるようなので緊張する。一か所いやらしい感じはあったが無事抜けた。
抜け口に支点を作りビレイする。サイちゃん、黒さんもノーテンションで登ってきた。

20120809_050 後は草付きに変わり最後の突き上げを黒さんが行く。
20120809_054 出口はローソク岩の右。稜線に出ると真正面に荒井川とアンギラスが見えた。
風が心地よくしばらく3人で眺めていた・・・。

20120809_057 ここからは大槍の右から基部を巻いてお花畑の中を微妙なトラバースをしながらいくとしっかりした踏み跡がある。
20120809_058 そのまま進むと夏道に合流する。天気もいいし、せっかくなのでニセカウのピークまで行くことにした。

20120809_063 平日にも関わらず単独行の若い男性と男女の山行者がいた。
20120809_065 ピークは風が強く写真を撮った。みんな満足げな顔だった。
少し下ったコルで30分ほど休憩する。
20120809_069 下山は下降沢ではなく夏道途中から藪こぎをしてダイレクトに本流に出るルート。
20120809_074 1545m付近から黒さん先頭で藪突入。150mほど降りてもなかなか沢に出られない。
20120809_075 先頭を交代してさらに50mほど降りるとやっと沢筋に出た。
あとは快適な下りだと思っていたら人が歩いていないせいかステルスソールが滑りまくる。
20120809_077 気をつけながら降りた。途中一か所8mほどの滝があって懸垂をして降りた。
降りると巻き降りしたサイちゃんが下で持っていた。
この辺は個人の判断で安全な方で降りるのがいい。
標高差350mほどを1時間ほどで下りかなりの時間短縮になった。

後はまた閉口するゴロゴロ河原を黙々を歩く。
この歩きが結構足に負荷がかかり距離以上に疲れる感じがした。

20120809_082 最後の林道も結構長く感じた。

最後にこの川をぶた沢と評価する人も多いが、下流のゴロ歩きは確かにそれを否定できない。
ただF1からの上部はやはりきれいで最高に楽しい沢登りができた。登り切って稜線から見えたアンギラスは素晴らしかった。今回同行の黒さん、サイちゃん、平日に休みを合わせてくれてありがとうございます。いい沢をいいメンバーで行くことができました。

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コメント

「天国の階段からのメッセージ」ナイスなネーミングですね。
私もニセイノシキオマップ川遡行したことあろますが、F3をリード直登してしまうパッポさんさすがです。
本日、私も積丹の大滝川遡行してきましたが・・詰めで右に寄り過ぎて余計な濃厚ヤブこぎを強いられヘトヘトでした。修行が足りません。
21日楽しみにしています。連絡ありがとうございました。

投稿: ウッチャン | 2012/08/15 23:31

ウッチャン
初めのゴロ歩きは長かったけど核心部はさすがに楽しかったです。
F3は登ってみると意外といけます。

近々私も積丹に行こうと思っております。
大滝ではありませんが^^

投稿: パッポ | 2012/08/16 20:54

行ってきたんですね!!天国の階段!!めちゃめちゃ、うらやましいです。
報告、楽しく見ました!!F3なんか、ツルツルと滑りそうでとても難しそうに見えます。
すごいな~リードで、さすがです。
沢は、きれいで楽しそうですね。登り切って稜線から見える景色が素晴らしいですね。なんか、すごい素敵でホレボレしてしまいますね。私も行って見たいよ~!!

投稿: おのっち | 2012/08/18 13:01

おのっちさん

まぁまあぁよかったです。
とくに上部は。
F3は意外といけると思います。
今度は行きましょう!

投稿: パッポ | 2012/08/19 22:15

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