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2011/07/22

遠かりしイドンナップ岳:アタック編

2011_076 2011年7月19~20日
新冠富士~イドンナップ岳(糸納峰岳)
シュウレルカシュペ沢ルート

7月20日
第2日目

20110719idon 起床03:30
co730mテンバ・・04:30
新冠富士  ・・09:00・09:10
イドンナップ岳・10:46・11:10
新冠富士   ・12:50・13:05
co730mテンバ・・16:15・16:30
エンド  ・・・19:30

登り・6時間15分+前日3時間:下り・8時間40分
二日目行動時間15時間

この二日間にわたる壮大な日高の沢登り山行。夏道の日帰りでも厳しいといわれるイドンナップ岳を沢からやってしまおうという計画。できれば山中2泊が望ましいルートだった。

2011_042 さて二日目の朝は早かった。3時間に起きて薄暗い中コーヒーを入れてカップヌードルとパンを食べる。天気は予報とは打って変わって雲が見当たらないし、いい天気になりそうだった。
予定通り4時半の出発。
2011_043 ただ北面の沢なので日が当らず意外と寒い登りになった。ルートはというとナメはないが小滝が連続して気が抜けない。大きな巻きもないし、垂直なルートもないので難易度的には難しくはない。
2011_047 ただ水の流れは強く冷たい。2,3mのたきも結構あるが、寒いのであまり濡れたくない。
2011_050 2011_052 2011_055 co1050mの二股はメンバーの力量を考慮し、早く夏道に出られるように左股にした。
2011_057 2011_061_2 2011_064 早く夏道に出られるといってもやさしい沢ではなかった。上部に行くに従ってどちらかというとザレ場に近い崩れやすい石や岩と泥が入り混じった沢になってきた。ずるずると足元が崩れるし、たまに岩も転がって非常に危険で安定しない足場だった。

2011_066 やっと源頭にたどりつき水分補給をする。足元が不安定だったので草つきの尾根を上がっていく。はっきりしない鹿道に惑わされながらいよいよ笹藪突入。逆向きの笹で中々進まない。そのうち鹿道に出会い登りやすくなる。しばらく頑張って登ると夏道に出た。

2011_070 夏道に入ると気楽に歩ける。残置ロープがある急登を登るとものすごいお花畑があった。この辺から一気に日あたりが良くなって暖かくなってきた。というかちょっと気温は一気に上がった。花といっても行者ニンニクの花とエゾカンゾウ。そしていろんな種類の蝶。そして沢山の藪蚊。
2011_071 ここまでくれば新冠富士ももうすぐ。ここで沢道具をデポ。身軽にしてピークを目指す。この辺りから夏道は不明瞭になってくるが、迷うほどでもない。ハイ松が出てきてやがて視界が開けると南東に1839峰が見てくる。

2011_073 まずは第1目標の新冠富士に着いた。展望はよく東には雲海が広がり、西側はすべてが見えた。ここで作戦会議を始めた。思いのほか沢登りに時間がかかったのでイドンナップに行くかどうするかということだ。私は下りも同じくらいの時間がかかるので無理と判断をした。リーダーのebaさんもかなり迷ったようだった。結果として日没にギリギリ間に合う時間を逆算して、1時間半進んで制限時間とした。
2011_074 善は急げである。そのため女性陣は空身アタック。水、食料は男性担当。「行け~」とばかりにハイ松の海に飛び込んだ。30分位進むと一気にバテてきた。休憩時に思い切って水だけ持ってザックをデポ。
あらら?バテていたのが回復し始めた。「これならいけるか・・・」。

2011_077 途中には見事な花畑も随所にある。
2011_082 もうすぐで頂上だ。最後の登り返しを下る・・・。
2011_083 その時だった。時計を見るとタイムリミットの1時間半になってしまった。「タイムリミットで~す・・・」とはいってもだれも歩みを止める人はいません。
2011_084 あとは最後の登りだけなのですから!
2011_085 最後は全員繋がってゴールイ~ン。

2011_093_2 2011_094_2 みんな横たわっているイドンナップの看板に倒れこみます。「あっちから来ました~」とみんなが指差します。
2011_0971 凄い感動です。日高の主稜線がすべて見えます。素晴らしすぎる~~~(T0T)
2011_098 ebaさん持ち込みのピークコーラで祝杯。ゆっくりもしてられませんが25分ほど余韻に浸っていました。

2011_102 さて、下山しなくては・・。あれれ、西側には雲が立ち込めてきていました。雨が降っていないといいけど・・・。
帰りも1時間40分ほどで新冠富士。
2011_103 みんなのザックが手に戻ったので短時間だけど食事タイム。ミカンが出てきたり、きゅうりの漬物が出てきたり。みんな重いものを持ってきてくれてありがと~う。

2011_107 下りはピッチを上げなくてはいけません。かといって沢の下りは危険なので急ぎ過ぎず、安全に降りて行きます。
2011_109 2011_110 夏道の途中でまた沢装備を身につける。藪突入!今度は順目なので早い早い。あっという間に源頭。ここで再び水分補給。

2011_113 危険なザレ場を注意して下る。

2011_115 小滝も安全に少し巻いて簡単な所から降りる。

と、その時だった。あれだけ気を付けていたのに・・・。フットホールドが崩れ1mほど落ちてしまった。顔と手を少し切ったが、大事ではなかったので良かった・・・・。

テンバまで皆無事に帰った。素早く撤収して帰り支度をする。夕暮れ時間に到着予定になったのでヘルメットにヘッデンを装着しておく。

2011_119 やはり帰りも3時間ほどかかってしまった。
日没には間に合わなかったが、黄昏時間中に林道に到着。薄暗い中、みんなで無事を喜び感動をかみしめていた。

今回の山行は私が登った山の中で一日に一番歩いた山の記録を作りました。
一生思い出に残る山になりました。

同行の皆さんありがとうございました。お疲れ様でした。

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コメント

パンポさん こんにちは(^^)

イドンナップの頂からみる日高の主稜線
素敵だったのでしょうね
それにしても皆さんの行動力に
驚いてしまいます
私でしたら即、顎を出していると思います
いつか私もこんな山行をしてみたい・・
そんな風に思いながら読ませていただきました。
お疲れさまでした(^^)

投稿: なかちゃん | 2011/07/23 21:21

なかちゃんさん

ようこそ~
沢からのルートで片道9時間ほどでした。
苦労したからこその晴天ピークは素晴らしいご褒美になりました。

テントを担いでの山登りもいいものですね。

投稿: パッポ | 2011/07/23 22:02

こんにちは
暑い夏には沢登りが涼しくて良さそうですね。

そうそう山名を間違って覚えてしまうことってありますよね。
僕もカムエクをカムイエクチウカウシ山って覚えてしまっていて
ナカナカ正しい山名が言えません。(笑)
特に難しい?山名が多い日高は注意ですね・・・(汗)

投稿: あおフクロウ | 2011/07/25 22:16

あおフクロウさん

本州山行お疲れまさでした~
いや~イドンナップ、いいですね~。
次回はあるのか?と思うくらい厳しい山行でした。新冠富士山頂テンパクもよさそうでした。日高はいいなぁ~

投稿: パッポ | 2011/07/25 23:07

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