« モッチョム屋久島物語-1(屋久島上陸編) | トップページ | モッチョム屋久島物語-3(縄文杉と白谷雲水峡編) »

2010/11/22

モッチョム屋久島物語-2(宮之浦岳~永田岳編)

20101115_093 2010年11月16日(火)

20101115_map 淀川登山口 ・・・06:50
淀川小屋  ・・・07:30
花之江河 ・・・・08:55
黒味岳   ・・・・09:40
投石平   ・・・・10:40
宮之浦岳 ・・・・12:20・12:30
永田岳   ・・・・13:40
鹿之沢小屋・・・・14:40
6時間50分 周辺地図はカシミール3dを使っています

目覚めの悪い早起き
今日の朝は4時にお隣さんの目覚ましで目が覚める。予定では6:00にタクシーを予約していたので5時起きの予定だったが、4:30分にお隣さんの2度目のアラームが鳴った。肝心のお隣さんはシャワー中のようだ。ずっと鳴り続けるアラームで完全に目が覚めた。
20101115_008タクシーで淀川登山口に向かう。途中屋久島発の屋久サルがお出迎え。その後屋久シカも何頭か迎えてくれた。タクシー運転手のはからいで紀元杉の前で止まってもらったりして7時前に登山口に到着。
20101115_009 すでに日帰り組と思われる車が4,5台止まっていた。

◆晴天のスタート◆
20101115_011 20101115_017 天気予報は曇りだったが見上げると雲ひとつない澄み渡った空だった。水とテントを持たない分軽めのザックにずいぶん助かる。すでに明るくなり、7時前に登山開始。道は良く整備されていて歩きやすい。今まで見たことのない木や草がいっぱいある。また、とにかく苔が多く緑の森は気持ちいい。特に北海道のような熊笹がなく森の奥まで見渡せて今までにない森を歩いている感じがしてワクワクする。

◆澄みきった淀川◆
20101115_019 歩き始めて40分ほどで淀川小屋に到着。ここで1個目の登山弁当を頂く。小屋はきれいで結構広めの40人収容。今度泊まってみたい小屋でした。

20101115_022 小屋の横を流れている淀川はとても澄みきったきれいな川でした。

◆屋久シカと花之江河◆
20101115_024 20101115_029 20101115_026 ここにも奇妙な形の杉や苔、岩等があり歩行を飽きさせない。
20101115_030 大きく傾いた岩の下にはどう考えても役に立たない短い木のつっかえ棒があったり目を和ませる。パプマルさんもつっかえ棒が頼りないということで一肌脱いで力を貸していた・・・(-_-)zzz

20101115_032 20101115_034 20101115_035 しばらく行くと高盤岳が左手に見えてくる。その山頂には通称豆腐岩と呼ばれる花崗岩が見える。空は青々と晴れわたり気持ちもよく歩くことができた。

20101115_042 20101115_043 ここを過ぎると小花之江河がある。ちょっとした庭園のような雰囲気の場所だ。、

20101115_047 20101115_049 20101115_048 さらに少し先に花之江河が現れる。着いた瞬間に5,6匹の屋久シカがお出迎え。おびえる様子もなく黙々と草を食べていた。

◆黒味岳のクラック◆
20101115_066 間もなく黒味岳の分岐に到着 る。ザックを分岐にデポして空身でアタック。途中ロープ場も出てくるが、花崗岩なので足元が滑ることはなく安心して登ることができた。頂上の岩頭の横に今日の目的地、永田岳が見える。この少しハングした右側にはボルトが打ってありクライミングのルートになっている。触ってもいないがおそらく5・11以上とみた。(グレードの確信なし)勿論私には無理なので裏側のクラックから登ることにした。そのクラックのさらに奥に誰でも登れるルートもあるのでパプマルさんもこの岩頭に立つことができた。
20101115_064 20101115_055_2頂上からは投石岳、安房岳、翁岳、宮之浦岳、そして永田岳を一望。西側1000m付近には雲が湧き上がり完全に雲海の状態になってきた。「永田のピークに着くまで晴れていてくれるといいのだけれども・・・」と思いながら小休止後下山。

◆湧きあがる雲と宮之浦ピーク◆
20101115_073_2 20101115_077 20101115_083 この辺りから大きな木は少なくなり、屋久ササが目立ってくる。雑誌やガイド本でも有名な投石平につくころには大きな木はほとんどない。
20101115_084 20101115_085 20101115_086_2 山道には雲が出ていなかったが投石岳、安房岳、翁岳側の東側には雲がかなり広がっていた。

20101115_087_3 ふと一匹の屋久シカのオスは道をふさいでいた。黙ってこちら見ていたがゆっくり近づくと向こうもゆっくりと移動して笹の奥に消えていった。オスといってもエゾシカの半分ほどの大きさなので恐怖感はない。
20101115_082_2 でも人から危害が加えられないと解っているからなのか、全く逃げないのはかなり違和感がある。この違和感はのちにさらに感じる事になる。ピーク手前の広場で休憩し昼食をとった。休んでいると1眼レフを持った単独者が降りてきた。「今日はとてもいい写真が撮れた」と喜んでいた。
早く登らなくては・・・。

20101115_092 20101115_094 20101115_101 宮之浦に着くころにはかなりの雲が湧きあがってきていた。でも永田岳の方はいまだ晴れ渡っている。「これは早めに行ったほうがいいな」と15分ほどの休憩後すぐに永田に向けて出発。
なんとか晴れているうちに三岳に登ってしまいたいという思いが出てきた。タクシーの運転手の話だが、屋久島の焼酎三岳がある。その三岳というのが黒味岳、宮之浦岳、永田岳ということらしい。この三岳はそれぞれ特色があり展望の良い屋久島に来たら是非登ってみたい山ということだ。なので晴れいるうちに何とかその三岳の眺望を見たいものだ。

◆屋久島三岳制覇◆
20101115_103 20101115_105 20101115_106 宮之浦岳から永田岳には高低差300mほどの上り返しになる。今回のルートは高低差がさほどないので比較的楽なルートだが、このあたりになると久々の山歩きということもあって結構疲れが出てきた。パプマルさんも事前の調査をしたいたので、永田岳にはザックをデポして登るというのを覚えていた。頂上直下のコルに差し掛かった時、「ここにザックをデポしよう」とパプマルさんが言い出した。でもここでデポすると戻ってこなくてはならない。たぶんピークをかすめていくルートの途中でピークまで2,30mほどを空身で行くはずだ。それを説明してもパプマルさんは納得いかない様子だった。でもここは私の言うとおりザックを背負って登ることにした。やはりピーク脇に分岐がありここでザックをデポ。まぁパプマルさんのガイドがまだまだということで^^

20101115_112_2 ピークに着くと宮之浦をはじめ黒味岳方面も雲の中に入っていた。西側は完全に雲海になっていてすぐ下まで雲が迫っていた。

20101115_117_2 雲が下からから岩嶺を飲み込むように湧き上がる景観はなかなかの見ごたえだった。

さすが三岳ということあってどのピークも素晴らしい展望で改めて今日の天気に感謝した。

◆重要な忘れ物と鹿之沢小屋◆
20101115_118 20101115_120 20101115_124 いよいよ今日の最終目的地の鹿之沢小屋に向かって下山開始。ここからは約1時間ほどかかる。下り始めて間もなくローソク岩に着く。空は白く雲の中に入っていた。やがてまた樹木が出てきて急斜面を降っていると突然石作りの小さめの小屋が現れる。水場は約20mほど木道を歩くとある。さらにその先20mにトイレがある。

20101115_125_2 20101115_127_2 どうやら今日はわれわれ2名の貸切になったようだ。今回は山泊に重要なものを忘れた。いつも欠かさないアルコールだ。ビールだったりワインだったり必ず持ってくるのに、買う時間が無かった。この時間になるとかなり悔やまれる。が、仕方ない。食事はα米とパスタ。
程よい疲れですぐに眠れた。寝始めるとすぐに数匹のネズミ(ヤクシマヒメネズミ?)がコトコトと歩き始める音がする。予備ヘッドライトをつけて寝るが姿は確認できない。しばらくそのかわいらしい足音に耳を傾けていたがそのうち落ちるように寝てしまった。夜半過ぎというか明け方近くに雨が降っていた。雨音が無くなってから外に出ると真白な濃霧に包まれていた。視界は5mほど。ライトはスモークの中を照らすビームのようにきれいなラインを作る。
これは暗闇の早立ちは危険と思い出発時間を遅らせてもう少し寝ることにした。
明日は結構タイトな時間配分で歩かなくてはならない行程になりそうだ・・・・。

(後半に続く)

|

« モッチョム屋久島物語-1(屋久島上陸編) | トップページ | モッチョム屋久島物語-3(縄文杉と白谷雲水峡編) »

コメント

前半戦の屋久島物語ご苦労様です。
山頂でもまだ紅葉ではないようですね。
あの花崗岩の岩は自分には到底無理ですが、いつかは
行って眺めてみたいですね♪

投稿: nipesuke | 2010/11/22 22:30

nipesukeさん

山頂付近は森林限界以上で屋久笹ばかりで紅葉はありません。というか紅葉する木が少ないようです。co1400m付近ではたまに赤く紅葉した木もあるのですが、目立ってきれいな紅葉といった感じではなかったです。
空港にはボルダリングのマットを担いだ人もいましたから、結構クライミング人口もあるようですね。

投稿: パッポ | 2010/11/23 07:53

読んでいて感動が伝わりますよ~。
あの良さは体験してみないとわかりませんよね。後編楽しみにしています!

投稿: たかやなぎ | 2010/11/23 14:14

たかやまぎさん

いやー素晴らしかったです。
何度も屋久島に行くたかやなぎさんの気持ちが少し分かりました。また行きたくなりました。今度は2週間くらいは滞在したです。無理か

投稿: パッポ | 2010/11/23 15:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93069/50102109

この記事へのトラックバック一覧です: モッチョム屋久島物語-2(宮之浦岳~永田岳編):

« モッチョム屋久島物語-1(屋久島上陸編) | トップページ | モッチョム屋久島物語-3(縄文杉と白谷雲水峡編) »