島牧の秘境温泉 金花湯と鳳凰の湯

9月2~3日
2009年9月2日長年計画し無い得なかった島牧金花湯入浴をついに実現させることができた。金花湯は色々呼び方があって黄金の湯・小金井沢温泉などよも呼ばれている。林道は年々崩落が進み到達が困難になってきているようだ。一番初めに挑戦したときは2003年ころ。北海道の無料温泉に興味があって色々さがして入っていたころにネットでその存在を知った。
行き方は林道をバイクで進み15分だけ歩く方法とはじめから歩く方法がある。今回は山での装備が充実したこともあり、泊川を遡行しテンパクする計画にした。しかしここは完全にヒグマのテリトリー。前日もベッドの中で不安がよぎり熟睡できぬまま朝を迎えた。
大平山登山口駐車場 ・・・09:30
マス川分岐の橋 ・・・・13:30
(通称)バカ殿岩 ・・・・14:15
小金湯沢渡渉地点 ・・・・15:00
金花湯温泉 ・・・・15:45
登り 6時間
降り 5時間30分
周辺地図はカシミール3Dと使っています
パッポ隊長出動記


久々に澄み切った青空。すでに登山口には大平山登山者と思われる車が3台止まっていた。大平山登山口を過ぎると序所に林道は荒れてくる。でも以前に偵察したときよりは遥かに歩きやすくなっていた。かなりの人が入っているようだ。せっかく沢遡行の装備できているので川に降りやすいところから遡行を始める。


途中何度か渡渉したり巻いたりしながら進む。林道を歩くにしてもかなりの崩落があり一筋縄ではいかないので川沿いを歩くことを強いられる箇所も多々あると思う。沢を歩くルートは時間は掛かるが藪こぎがないので気持ちがいい。ガロの沢のインレットの橋から林道に上がってみる。しばらくは歩きやすいところもあるがやがて崩落がありまた沢に下りる。
そのとき一つ目の事件が起こった。急な斜面をドングイにつかまって降りるが、後ろで「ゴツン」と大きな音がした。見るとパプマルさんが頭を抑えてうずくまっていた。頭を岩にぶつけたのだ。「やばいな、今回も終了か・・」と思ったが、幸い出血が無かったので良かった。見る見るタンコブが大きくなってきたが本人がやる気だったので遡行を続けた。
しばらく進むんでGPSを確認しようとした時だった。「クソ~」今度は私がやってしまった。GPSを落としていた。半分諦めて後戻りをした。探しながら200mほど戻ったところで巻いたときにブドウのつるが引っかかり落ちたようだった。ほとんど諦めていただけに奇跡的に見つかってホント良かった~。
2度目の偵察に来たときは4時間遡行して両岸が切り立ちかなりの高巻きをしなければならない箇所があり、そこで断念したことがあった。事前に知っていたので川と林道との高度が離れる地形が見えたときに林道に入ることにした。林道は比較的歩きやすかったがやはり藪こぎは強いられる。


7・800mがんばって歩くといよいよ○○林道との合流地点にでる。
やっと開けた感じになる。ついでに200mほど降りると本流の橋があるので見にいってきた。しばらく休憩して出かけようよ思ってホイッスルをパプマルさんが吹いた。との時、橋の下の方で「ガルルルル~」と妙な音が聞こえた。「???何???」

あとはバイクも通れるほどの歩きやすい道。といってもオフロードでも枝が出ていたり、石もいたるところに転がっているので結構大変。小金井沢をまたぐ橋の上にはついに熊の足跡がくっきりと残っていた。パプマルさんのホイッスルも大きくなる。やがて視界が大きく開けると噂の目印通称「バカ殿岩」が見えた。ここまで4時間。当初はこのあたりとテンバと考えていたが、体力的に問題が無かったので温泉の近くまで行くことにした。

林道には明らかにヒグマの痕跡が多くなってきた。足跡、糞・・・。その時だった。「ギャ~~~~」どうしたのかと後ろを向くとパプマルさん大きな熊の糞を思いっきり踏んだのだった。ちょっと笑えないが本人はウンコ踏んだにもかかわらず気丈に振舞っていたのがおかしかった。


ここからも地図では分からない林道が意外と長い。小金井沢の渡渉を越えると約10分ほどで目的地の「金花湯」に到着した。到着後すぐに周辺を探索した。いろんな湯だまりがあるが、どれが大判小判なのかは特定できなかった。しかし、前日サイトで見つけた今まで未情報だった「鳳凰の湯」と呼ばれている温泉も見つけたので良かった。金花湯から川上方のふみ後を下ると小金湯沢に出る。そこから20mほど川を下ると右岸の岩の上にある。
さていよいよ入浴。冷たく冷えた足は申し分の無い温度にいままでの疲れを忘れさせる。鳳凰の湯も温度は適温。完全なる源泉掛け流しでこれほどいい温度で入りやすい温泉も少ない。湯船からはカエデの木が屋根を作り、下には小金湯沢川が流れている。秋の紅葉時期は素晴らしいこと間違いなし!![]()
上に戻って今度は再度金花湯。やはりいい!コバルトブルーの温泉は人を寄せ付けない神秘さがある。長い距離を苦労して来た人しか味わえない。素晴らしい!
温泉のすぐ上に平らな場所があるのでそこにテントを張った。今日のビールは格別にうまい!夕食をとって再び入浴。しっかり温まってシュラフに入る。気温は10度くらいまで下がるようだったが床が自然に人肌ほどに温かい。
朝は5時に起床。夜半から風が強かった。朝風呂もいただいて帰り支度をする。朝夕は特に熊の行動が活発なのでホイッスルを鳴り響かせる。
帰りも登りとほぼ同じくらい時間が掛かった。途中私も膝を岩に強打した。多少血が出たが大事には至らず。無事帰還。
帰りはモッタ海岸温泉でゆっくりする。温泉の帰りに温泉でゆっくりっていうもの??
いや~でもモッタのお風呂は熱かったなぁ~
帰ってからN○KでやっていたベラルーシのヒグマのドキュメントTVを見た。出ていたヒグマの声が昨日橋の上から聞いた音にそっくりだった。「ガルルルル~」。私たち存在に気づいたクマが隠れていたところにあのホイッスルの音にビックリして返答したのだろうか??あの場所では考えたくも無かったが、今考えると背筋が凍る。
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これを読んで参考にしようと考えている方へ。
完全にヒグマのテリトリーです。
なるべく音を出して自分の存在をアピールしてください。
出会ったら黙って目をそらさず動かない。近寄ってきたら覚悟を決めてください。
クマスプレーは気休めに!ナタを使おうと思った時はあなたはほとんど死んでいます。
オフロードならまだしもスクターでいくのはやめましょう。
パンクしたらどうやって帰りますか?くらいの覚悟で!
迷子防止にGSPを携帯しましょう!
常に最悪を想定して行動しましょう。
いずれにしてもリスクの多い遊びです。くれぐれも自己責任で楽しみましょう!
安全の為GPSデータ(.gdbファイル)が欲しい方はDMにて
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コメント
Q太郎さん
いやいやホントよかったですよ^^
もう半泣きで探して9割あきらめていましたが落としそうな場所の見当は付いていたので行ってみて、目を皿のようにして探して見つけました。
よかったよかったです!
田代元湯もいいがんじですね。
行ってみたいです。
投稿: パッポ | 2009/09/07 18:42
しかしGPS発見できて良かったですね
俺は雪中に携帯電話を落として、GPSを頼りに2日後現場に戻り掘り出したことがありますが・・・
それにしても秘境にして秘湯

八甲田山中の「田代元湯」なんて比じゃない。
熊さんの大きさ、密集度からして違いすぎます
投稿: Q太郎 | 2009/09/07 16:18
激動侯爵さん
ご心配ありがとうございます。
やはり川は重いザックを担いでの遡行は釣りと違って体制を保つのも難しいです。
やはりヘルメットはあったほうがよかったかも。
なにはともあれ熊に合わなくてよかったですわ。
投稿: パッポ | 2009/09/07 07:32
お疲れさまでした。m(_ _)m
パプマルさんの「ごっつんこ」は体調が悪ければ病院へ行くことをお勧めします。頭って以外とわかりにくいですから。
「クマ」ですね(^_^;)
わたしも暑寒別岳で聞いた時は気持ち悪くなりました。事故が無くてなによりです。
投稿: 激動侯爵 | 2009/09/06 23:29
エバさん
ぜひ行ってみてください。
5.6年前に行った時はもっと歩きにくかった旧林道ですが2年前のTV放映で日本中の野湯フアンはかなり入っているようでした。
日高のハイマツこぎに比べたら非常に歩きやしです。
ちなみにこの川は禁漁河川なので釣りは禁止です。魚影は濃いですけど残念ながら釣りはできません。残念
投稿: パッポ | 2009/09/06 17:28
金花湯・興味深々・・・
隊長には色々と教わりること多いですが
遡行の末の秘湯・テン泊は最高の贅沢を
楽しんでいますね。これに魚影を追っ駆
けて焚き火で一杯が加わるとまた格別で
しょうね。隊長と共にそんな素敵な場所
で心と身体の癒しが出来たらなぁ~。
入浴シーンがもっと見たかったなぁ~
機会があればエバ夫婦も行きたい場所と
してインプットして置きます。
楽しい報告ありがとう。
投稿: エバ | 2009/09/06 12:58